Team:KIT-Kyoto/Projectjapanese
From 2011.igem.org
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概要
- 白血病は根本的な治療法が未だに発見されていない重病である。「不治」という恐怖に加え、いつどれほどの痛みや苦しみが待ち受けているのか「予測ができない」という恐怖とも闘い続けなければならない。
- そこで私たちはショウジョウバエの白血病モデルの作製とそれを用いた、簡易検査キットを提案する。この疾患モデルと人体に表れる症状を対比させることにより症状の可視化が可能となる。これによる、今までははかり知ることのできなかった恐怖や苦しみに対する指標が提供でき、白血病をむやみに恐れずに向き合えるようになれると期待する。
要旨
Mr.D -who will cure leukemia-
- 私たちKIT-Kyotoは、ショウジョウバエ白血病疾患モデルの作製に挑みます。ショウジョウバエは、ヒト疾患原因遺伝子の70%以上と相同性のある遺伝子をもち、多くの遺伝性疾患のモデルとして利用されています。
- 今回、私たちは発症メカニズムがあまり解明されておらず、治療法が確立されていない白血病に注目し、白血病疾患モデルショウジョウバエを作製することを決めました。ショウジョウバエに白血病の遺伝子を導入し、さらに、白血病原因タンパク質に緑色蛍光タンパク質(GFP)を融合し、大腸菌およびショウジョウバエ生体内での発現をモニター可能にします。私たちは白血病のモデルショウジョウバエ系統を樹立すれば、将来、発症メカニズムの解明や治療法確立の一歩になると期待しています。